小学校に入ると、いよいよ本格的な勉強がスタートします。もちろん、学校の授業も大切ですが、同時に取り組んでいきたいのが「自宅学習」です。 小学校1年生のうちから自宅学習で、コツコツ机に向かうことを習慣づけることで、学年が上がっても意欲的に勉強に向き合える と言われています。 とはいえ、 「自宅学習」はやり方を間違えると、子どものやる気を落としてしまう ことも…。 そこで今回は、自宅学習をスムーズに進めるためのコツを、教材に最適なドリルや絵本と合わせてご紹介していきます。. 自宅学習と聞いても、ピンとこない。「学校の授業だけではダメなの?」あるいは、「塾のほうがいいのでは?」と思うかたもいるのではないでしょうか。もちろん、学校の授業は大切ですし、塾にもメリットがあります。しかし、同時に自宅学習を習慣づけることも重要です。まずは、 自宅学習がどうしておすすめなのか。 その理由や、小学校1年生のうちから始めるメリットを解説します。. 自宅学習の最大の目的は、 「学習習慣」をつける ことです。小学校、中学、高校、大学…とこれから長い年月、勉強は続いていきます。そんななか、「学習習慣」が身についていないと「勉強が嫌い、苦痛」にもなりかねません。低学年のうちから毎日コツコツ机に向かう時間をつくっておくことで、勉強の習慣は身についていきます。さらに、自発的に学習ができるようになれば、「自分で考える力」や「問題を解決する力」も身につき、今後の勉強はもちろん、受験や就職後の生活にも生かされていきます。. 勉強についていくためには、 「塾に通わせたほうがいいのだろうか」 と迷うかたもいるのではないでしょうか。その際にネックになってくるのが、経済的な負担です。塾や学習教室などに通うと、月に10,円以上の費用がかかることは少なくありません。一方「自宅学習」は、基本的には市販のドリル代などにかかる費用のみ。 塾やお稽古に通うよりも、安くおさえられる ことも「自宅学習」のメリットです。. 自宅学習は、 「自分のペース」で勉強ができる ことも大きなメリットです。というのも、塾や学習教室などの場合、自分が理解したかどうかに関係なく授業が進んでしまい、置いていかれてしまうことも。また、わからないことがあっても先生に質問ができないというお子さんも少なくないようです。その点、自宅学習ならば、自分が納得できてから次へ進むことができますし、家族にならわからないことも気軽に聞けます。また、 子どもの体調や都合に合わせて、勉強内容や時間を変更ができる のも自宅学習ならではです。. いざ、「自宅学習」を始めようと思っても、 「机に向かってくれない」「すぐに飽きてしまう」 といった状況に直面してしまうことも。そんなときに大事になってくるのが、 親の関わり方やサポート です。子どもに、やる気になってもらうためにはどうすればいいのか。ここでは、 4つの 具体的なポイントをご紹介します。. 小学校1年生の子どもにとって、自らの意思で学習習慣をつけることは簡単ではありません。だからこそ、親が寄り添ってあげながら、 親子で一緒に勉強する ことが大切です。親はそばで見守り、子どもから質問があれば答えてあげましょう。その際、すぐ答えを教えるのではなく、 答えにたどり着くためのヒントを教えてあげる といいでしょう。「疑問に答えてくれる」「ヒントをくれる」ことへの感謝や敬意の気持ちから、親子間の信頼関係も深めることができます。. 低学年のうちは、 リビングなど親の目が行き届く場所で学習する ことがおすすめです。親も寄り添ってあげやすくなりますし、子どもも質問がしやすくなります。ただし、テレビがついていたり、まわりにおやつ、ゲーム機やおもちゃなどがあったりすると、子どもは気が散って集中ができません。勉強するときは、 必要のないものは目につかないところへ片づけ て、学習に集中できる環境を整えてあげましょう。. 小学校1年生の集中力が続くのは、 10分程度 と 言われているので、自宅学習も 「学年×10分前後」 を目安にするといいでしょう。長く続けても、気が散ってしまったり、飽きてしまいます。また、その状態で無理に続ければ、勉強に対してマイナスな感情が芽生えてしまうことも。自宅学習は、 気持ちが集中する時間内で終わるせることも重要 です。そして、意識したいのは、 1日 たくさんやることより毎日の継続です。短時間でいいので、毎日コツコツ続けることで、学習習慣が身についていきます。. 子どもが、勉強し終えたら「今日も、がんばったね」「上手になったね」など、 ささやかなことでもいいので褒めて あげましょう。褒められたことで、「勉強は楽しい」「褒めてもらいたいから、勉強したい」という気持ちが沸き、それらは勉強意欲や自信につながります。反対に間違いを強く指摘したり、できないことを責めたりすると「叱られたくない」という思いが強く残り、勉強が嫌いになってしまうことも。失敗したときも、「次はできるよ」「大丈夫だよ」と、 前向きな言葉で励ますことが大事 です。. 学習習慣を定着するためにもっとも必要なのは、 「勉強が楽しい」と思う気持ち です。楽しいと思えれば、次の日もやりたくなります。逆に、「勉強は嫌なこと」「つまらない」という気持ちが芽生えてしまうと、机に向かうことができません。「楽しい」「もっとやりたい」と思ってもらうために、次に紹介するひと工夫を取り入れてみましょう。. 勉強をはじめるとき、 「好きな科目」と「苦手な科目」どちらを先にやるべき? と迷うかたもいるのではないでしょうか。この場合、ぜひ 「好きな科目」から はじめましょう。というのも、「勉強は楽しい」という気持ちを後押ししてくれるのは、「できた!」という達成感や自信です。もし、苦手な科目を先にやってしまい、できなかったり間違えが多くあったりすると、達成感が味わえず、やる気が下がってしまいます。まずは、「好きな科目」からはじめて、 やる気を引き出す ことが大切です。. ふつうに机に向かうだけでは、やる気がでなかったり、飽きてしまうこともあります。そこで、ちょっとしたゲーム感覚で楽しみながら勉強ができる工夫をするといいでしょう。例えば、 「〇分以内に〇問を解く」など、あえて制限時間を決める のもおすすめです。やる気に火がつくことはもちろん、「クリアできた!」という、 まるでゲームを攻略したような達成感 を味わいやすくなります。また、 音や動画などが豊富に使われている「タブレット学習」 なども、紙の教材では得られない楽しさがあり、モチベーションアップにつながります。. 小学校1年生が自宅学習でやるべき勉強は、 「読み・書き・計算」 が中心です。 「読み」 は、声を出して文章を読むこと。教科書の文章がスラスラと読めるように、繰り返し音読を練習しましょう。 「書き」 は、ひらがな、カタカナ、習った漢字を書くこと。バランスよくスムーズに書けることを目指します。また、書くことによって、鉛筆の使い方や、字を書くために必要な指の力を養うこともできます。 「計算」 は、足し算、引き算。単に問題を解くだけでなく、「増える・減る・足す・引く」それぞれの意味を理解することや「速く、正確にできる」ことも大事です。. 自宅学習をスムーズに進めるためにそろえたいのが、ドリルや絵本など教材です。まだ勉強に慣れていない小学1年生は、無理のなく解ける内容から始めましょう。そして、 「楽しい!」と思って取り組めること、「明日もやりたい!」と思える工夫があるもの がおすすめ。ここでは、小学1年生にぴったりの 12冊をピックアップしました。. 物語、説明文、詩などの読み取り、問題に答えていくドリル。無理のない量の問題数で構成された 1枚を 、毎日「やりきる」ことで自信をつけることができます。やる気アップにつながる「できたよシール」も付属 。1回 終わるごとに、シールを台紙に貼っていけば、毎日のがんばりを目で認識できるので勉強の励みに! さらに、専用の 「勉強管理アプリ」 に時間や点数を記録 していけば、成績のグラフ化も可能です。アプリには、 内容に合わせて賞状やメダルがもらえたり、勉強をがんばるとキャラクターが育ったりする 仕組みも搭載。やるごとに楽しみや達成感を味わうことができます。. 小学1年生の自宅学習は長い時間やるよりも、 短い時間でいいので毎日続けることが大事 です。このドリルの1日分は、たった 5分 で解ける問題数。 「毎日ちょっとずつ勉強」を習慣づける のに、ぴったり です。ドリルは表と裏が1回分になっていて、表面にある問題用の文章は、どれもサクッと読める長さ。集中力を切らすことなく最後まで読めるので、設問にもスムーズに取り組むことができます。裏面は、表の文章で出てきた漢字を復習ができる仕様に。 1回分はあっという間に終わる量ですが、 コツコツ積み重ねることで、説明を読み取る力、要点を捉える力などを鍛えることができます。. イラストに合った正しい「ことば」を選んだり、間違いを探したりするページ、 「は」「を」「へ」などの使い方を覚えるページ、イラストを見ながら「だれが、だれに、何を、どうする」などを書いていくページなど、 さまざまな展開で「言葉のきまり」を覚えていく ドリル。言葉の知識や語彙が増えていくことはもちろん、作文や記述問題に役立つ「書く力」や、文章の読解に役立つ「読む力」も伸びていきます。無理のない量の問題数で構成されていることもポイント。 「1日1枚」を 「やりきる」ことができるので、達成感や自信につながります。. ドラゴンがたくさん登場する「カッコよさ」を追及した「ドラゴンドリル」シリーズの 計算ドリル。5までの数の練習からはじまり、スモールステップで進みながら、 までの数の足し算 ・引き算まで無理なく覚えることができます。 問題を解くごとに得られる大きなキラキラシール が日々の勉強のモチベーションに! シールを貼っていくと、カッコいいドラゴンのイラストが完成していくので、どんどん進めたくなります。 魔法書やダンジョンをモチーフにしたページのデザイン も魅力。 めくるだけでワクワクする仕掛け がいっぱいで、楽しみながら勉強ができます。. 反復学習で基礎力の向上を目指す 「陰山メソッド」 を確立し脚光を浴びた、陰山英雄先生監修の「早ね早おき朝5分ドリル」シリーズ。朝の短い時間でも取り組めるように、1日分はたった5分。毎日コツコツ続けやすく、続けることで基礎力を定着することができます。各ページに例題がついているところもポイント。解き方をきちんと把握できるので、スムーズに取り組むことができます。 1回終わるごとに達成シールをシートに貼っていきましょう。どこまで進んだかがわかると、子ども のやる気も上向きに。. 小学校3年生のときから、学校へ行けなくなってしまった息子をもつ作者が、当時の息子の言葉を元に、息子と一緒につくった絵本。ある日学校に行けなくなった、りおくん。でも、「本当は学校に行きたい。みんながふつうにできていることを僕もやりたい…」そんな思いを抱いています。学校に通えなかった子が、まわりの協力を得て、少しずつ学校で過ごす時間を増やしていく姿が描かれていく1冊。 主人公やまわりの人の気持ちを考えたり、理解する力もついていきます。. パソコンやタブレットなどを使って問題を解いたり、解説を聞いたりできる学研の 「ニューコース学習システム」 も、楽しく学べる教材のひとつです。「ニューコース学習システム」は、 創業70年余、学校現場に寄り添った教材の開発を行ってきた学研が、そのノウハウを生かして開発した教材。 学校や自治体などでも活用されていますが、自宅学習の教材としてもぴったりです! 児童でも操作しやすい画面設計なので子ども一人でも学習ができますし、ドリルは1単元5~10分ほどで回答できる内容なので、朝の短い時間でも効率的に勉強に取り組めます。. なかには、自宅学習は「高学年なってからでいい」と思うかたも、いるかもしれません。しかし、 自宅学習は低学年のうちに身に着けておくことがとても重要 です。高学年になると、勉強内容が難しくなったり、勉強以外のやりたいことが増えてきます。そういったなかでの習慣づけは、ハードルが上がってしまうからです。. 入学したばかりで、まだ内容が難しくない小学1年生のときこそ、習慣づける最大のチャンス。 短い時間でもいいので、毎日机に向かうクセをつけていきましょう。. あわせて読みたい 小学生. 学研のこどもアプリ 学研のこども向けアプリのご紹介です。ドラゴンドリル、お金教育、かず、知育、英語、ひらがな、カタカナ、時計など幼児~小学生の学習にピッタリのアプリが大集合。人気の書籍や雑誌から生まれたアプリもたくさんあります。. マナビスタについて マナビスタは学研グループの家庭学習応援サイトです。 もっと見る.
小学生のゲームはやり方が大事!親子ともにストレスのない「守れるルール」を決めよう
子どもに伝えたい「心に響くちょっといいはなし」 - 豊かな心を育てる道徳教育コーナー | 広島県教育委員会 肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも ヨンデミーは、AI ヨンデミー先生のサポートとゲーム感覚で楽しめるアプリによって、子どもが読書にハマるオンライン習い事。 1日3分のミニレッスンから始まる読書習慣 ‘ж‚QЏН‚±‚к‚©‚з‚М‰Ж’л‹і€з‚МЌЭ‚и•ыイベントリポート 年7月26日 更新. 前川喜平 (教育評論家) 「えっ、これが学校?」「れっきとした学校です!」 大人が子どもに押しつける「勉強」や「試験」や 「校則」や「道徳」はここには存在しない。 大人と子どもが自由に学ぶ場所。 子どもが最大限に成長する場所。これこそ本当の学校だ。. サポート 3 アプリでおうち読書を 習慣化 ! レベルアップやバッジなど ゲーム感覚の仕掛け でやる気UP!. お問い合わせ メール info yondemy. 小学1年生の自宅学習は長い時間やるよりも、 短い時間でいいので毎日続けることが大事 です。このドリルの1日分は、たった 5分 で解ける問題数。 「毎日ちょっとずつ勉強」を習慣づける のに、ぴったり です。ドリルは表と裏が1回分になっていて、表面にある問題用の文章は、どれもサクッと読める長さ。集中力を切らすことなく最後まで読めるので、設問にもスムーズに取り組むことができます。裏面は、表の文章で出てきた漢字を復習ができる仕様に。 1回分はあっという間に終わる量ですが、 コツコツ積み重ねることで、説明を読み取る力、要点を捉える力などを鍛えることができます。.
みなさんの声を聞かせてください
「こども若者☆いけんぷらす」などによりこどもの声を政策に反映させる取り組みを始めており、今秋には、こども大綱策定に 小学校に入ると、いよいよ本格的な勉強がスタートします。もちろん、学校の授業も大切ですが、同時に取り組んでいきたいのが「自宅学習」です。 肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも こども家庭庁では年4月から.ヨンデミーについて 推奨年齢 6〜12歳 自力読みチャレンジから、「ハリー・ポッター」シリーズが読めるくらいまでのお子さんを対象にしています。. 乾 倫子 (大阪府 公立小学校教員) 子どもたちの未来のために大人ができること。 どこのシーンを見て、どう感じたのか語り合って、 自分たちの価値共有をしてほしい。 もっと、もっと子どもを応援したくなる映画です~? Facebook「オオタヴィン」に毎週最新情報が掲載されています。 リクエストお待ちしています。 ちょっと見てみる. Illustration: Jin Kitamura. 厳しく叱る。 二度としないように約束させる。 繰り返し、よく言い聞かせる。 「暴力は犯罪だ」と伝える。 「たたかれた相手の気持ちに立って考えなさい」と叱る。 「今度もしたたくようなことをしたら、教室や学校から出ていってもらう」と脅す。 保護者を呼び、家できつく言い聞かせてもらう。. どんどん 読書が好き になり、 読書に対して 主体的な姿勢 になる. まさしく,繰り返される「母の思い」であり,「娘の思い」であると思いました。 12日の母の日に,長女からメールがとどきました。 「お母さん,いつもありがとう。お母さんのおかげで私はいつも元気に日々をおくっています。お母さんも元気でおってね。」. 楽しく、たくさん、幅広く! 着実にステップアップできる サポートあり. 通常学級での特別支援教育 年2月17日 更新. 気づかせてくれてありがとうございます! この映画は単なる教育論ではなく、人としてのあり方やこれからの生き方を考えるきっかけ作りになると思います。 美しい映像や音楽にも心奪われました。 ぜひ大人にも子供にもたくさんの人に観てほしいです。. 子どもが、勉強し終えたら「今日も、がんばったね」「上手になったね」など、 ささやかなことでもいいので褒めて あげましょう。褒められたことで、「勉強は楽しい」「褒めてもらいたいから、勉強したい」という気持ちが沸き、それらは勉強意欲や自信につながります。反対に間違いを強く指摘したり、できないことを責めたりすると「叱られたくない」という思いが強く残り、勉強が嫌いになってしまうことも。失敗したときも、「次はできるよ」「大丈夫だよ」と、 前向きな言葉で励ますことが大事 です。. 毎年,運動会で5・6年生はエイサーを踊ります。エイサーとは,歌と囃子にあわせて踊る沖縄の伝統芸能のひとつです。 「なぜ,運動会でエイサーをするのかわからない。他のものをしてほしい。」3年前は,そんな声があったそうです。. 声で表現できるようになったら、声の大きさや威圧的にならないような言い方・トーン・表情を学習する段階に入ります。大人がモデルを示しながら練習します。これを「モデリング」といいます。練習でうまくできているときは、肯定的な評価を返します。これを「正のフィードバック」といいます。 練習が十分に積めたら、実際にうまく立ち回れる場面を見届けるようにします。これまでにない姿が見られたら、変化や成長を一緒に喜びましょう。. noteで記事も発信しています 「子どもがYouTubeに夢中だと親はモヤモヤする理由」に子育てのヒントが詰まっていた!. ひとりでみる夢は ただの夢 みんなでみる夢は 現実になる John Lenon ジョン・レノン. たたく・蹴る以外の行動を獲得していない段階にあるため、パターン的にたたく・蹴るが出てしまう(代替行動の未学習)。 過去に、たたく・蹴るなどの行動でうまく乗り切った経験があり、それが継続したために出てしまう(誤学習)。 言葉で自分の気持ちを伝えたり、相手の返答や反応を待ったりするスキルが乏しい(対人スキルの乏しさ、実行機能の弱さ)。 相手の都合を尋ねるスキルが乏しく、発揮できていない(対人スキルの乏しさ)。 相手が自分の要望を承諾してくれたときにお礼を言ったり、相手から断られたときに気持ちを切り替えたりするスキルが乏しい(その場にふさわしい行動の未学習)。 たたいたり、蹴ったりしたときと、その場にふさわしい行動が取れたときの「結果の違い」が予測できていない(近い未来の予測や経過の見通しの乏しさ)。. ふだんは,優等生の姉の影に隠れ,どちらかというと要領の悪い息子です・・・。 でも,こんなに優しい子に育ってくれているんだ・・・いや,叔父をはじめとする,みんなに育てられているんだ・・・と思うと,感謝のナミダが止まりませんでした。 あの日,飲んだ缶コーラの味を,一生忘れないで,育っていって欲しいです・・・。. 登録前に、ヨンデミーのワクワク感のわかる オリジナル紙芝居(読み聞かせ音声付き)で お子さんのご様子をご覧ください! もしお子さんが楽しんでいれば、 そのまま無料体験へと進んでいただけます!. 出張帰りの私は,18時50分の東京駅発「のぞみ」に乗り込んだ。 座席に着くとまず,夕食用の駅弁を食べることにした。ふと隣を見ると,全く同じ駅弁を食べようとしている女の子。高校生くらいの年格好で,つい「同じ駅弁だね。」と声をかけてしまった。すると彼女も「奇遇ですね。」と笑った。 東京駅にはかなりの種類の駅弁があったのに,その中から全く同じものを選んだ偶然が彼女と私との距離を一気に縮めた。しかも,行き先は同じ広島駅ということもわかり,彼女と私はぽつぽつといろんな話を始めた。 今回,彼女は,受験のための上京で,ぱんぱんにふくれあがったトランクの中味は,ほとんど受験対策の参考書だという。そして,将来建築関係の仕事に就きたいと明るく夢を語ってくれた彼女は,本当に輝いていた。 彼女の夢を理解し,応援してくれている吉永小百合ファンのお父さんのこと,最近坂口健二の写真集を買ったという明るいお母さんのこと,屈託のない彼女とのおしゃべりは本当に楽しく,時折私たちは声をあげて笑いあった。こんなに笑ったのは久しぶりだった。 いつもなら,もてあまし気味の4時間が,この日だけは特別早く感じられた。 広島駅に着き,乗り換え時間が8分しかないことを気にして,足早に駆けていく彼女の後ろ姿を見送りながら,私は祈らずにはおれなかった。 楽しいひとときをありがとう。そして,すてきなあなたに必ず「春」が来ますように。. 本を読む習慣をつけてほしい! でも 学校 や 習い事 が忙しくて ついつい 後回し に. みなさんの声を聞かせてください 満足度 この記事の内容に満足はできましたか? はい どちらでもない いいえ. 島村菜津 (作家) 右に倣えが大嫌いで、 そんな世界への違和感をバネにして生きてきた。 そのせいかな、映画の中で、教師の背や教室の 片隅でうとうと居眠りする子供たちの姿を観ていると、 何だか泣けてきた。 映画を観た大人たちにも温かな居場所を作ってくれるような、美しい絵本のような作品である。. お子さんの声 感想を書くのが 楽しみ! ヨンデミー先生が感想を書くコツやヒントを教えてくれるので、どんどん書けちゃう。みんなが読んだ本とか感想とかが見られるのも楽しい!. 学研のこどもアプリ 学研のこども向けアプリのご紹介です。ドラゴンドリル、お金教育、かず、知育、英語、ひらがな、カタカナ、時計など幼児~小学生の学習にピッタリのアプリが大集合。人気の書籍や雑誌から生まれたアプリもたくさんあります。. ある方からこんな話を聞きました。 大竹高校では,地域と交流しながら花を植えて育てているということです。 大竹市玖波に住所のお年寄りが,花を植えたいのだが,身体が不自由なので植えることができないでいるという話が,大竹高校の校長先生の耳に入ったそうです。このことを校長先生が生徒集会でお話をされたそうです。 すると,野球部の生徒4人が自分たちの家の近所だという事で,自主的に練習休みの日に行って,花を植えてあげたというのです。 そのお年寄りはたいへん喜ばれて,学校へお礼のメールや感謝状を出されたとのこと。. 年の瀬も迫った,休日に近所の公園で餅つきが行われていた。毎年,地域のサークルや自治会が中心となって行われているそうだ。「よいしょ」「よいしょ」という威勢のいい掛け声と,子どもたちの楽しそうな声がするのでぶらりと公園に立ち寄ってみた。 公園の水のみ場の近くにはもち米を蒸す蒸篭が2組,中央には,土嚢袋で固定した石臼が2臼あり,地域のおじさんたちが中心となって餅つきをしていた。その周りには,孫を抱いたおじいちゃん,おばあちゃん,若いお母さん,小学生から中学生の子どもたちで賑わっていた。 石臼のそばには,子ども用の杵が用意され,それで餅をつこうとする子どもたちが行列を作っていた。 幼稚園ぐらいの女の子の順番が回ってきて,餅をつこうしたときである。お父さんらしき人は,臼から少しはなれたところで,娘の姿を写真に撮ろうとしている。女の子が杵を持ち上げるとその重みでふらふらしている。「おじさんの頭をつかんようにせえよ」と餅を反すおじさんのことばに,周りは大爆笑。女の子の振り下ろした杵は,餅ではなく,石臼の角に命中し,これまた大爆笑。 蒸篭の周りも長い行列があった。蒸しあがった熱いもち米にごま塩をかけて食べるために並んでいるのである。蒸篭担当のおじさんは自慢げに「こうして食べるんがうまいんで」といいながら,子どもたちの手に蒸しあがったもち米を乗せ,ごま塩をかけている。このことを聞きつけた,子どもたちのお母さんたちも行列をつくり,手のひらの上に載せられたごま塩米を「熱い,熱い」といいながらも美味しそうに食べていた。 つきあがった餅は,公園の隣にある集会所に運ばれ,丸められていた。おばちゃんやおばあちゃんたちの出番である。おばあちゃんの餅をちぎり丸める手際はさすがである。その周りには,「うちは,もう7個食べたんよ」「できたてのおもちは美味しいね」「みんなで作ると楽しいね」と,できたてのお餅をほおばる子どもや,自分で丸める子どもたちであふれかえっていた。 小さな子どもからおじいちゃん,おばあちゃんまで,世代を超え,みんなで手間暇をかけてついた餅,美味しくないはずはない。温かい年の瀬の休日であった。. だんだん難しい本へと 読める幅が無理なくひろがる!. 月額料金 2, 円 最初の30日間は無料で体験できます。. 代表笹沼登壇の 保護者説明会動画 をプレゼント!. 毎年,夏休みになると,我が家の小2の息子と小6の娘は,二人だけで東北にある私の実家に行き,ほとんどの日々を過ごします。 しかし,今年に限っては,私も一緒に行って過ごしたのですが・・・これには理由がありました。 毎年,子どもたちが行くたびに,いろいろなところへ遊びに連れて行ってくれる私の叔父が,今年は病を患い入院していたのです。 私は,叔父の様子を聞いて知っていたのですが,子どもたちには,行きの新幹線で話しました。 「今年はね,おんちゃんは病気で入院しててね,あんたたちの事も,はっきり判らないかもしれないんだよね。でも,おんちゃん!って一生懸命話しかけたら,分かるかもしれないよ!」・・・と。 二人は,いつになく真剣に聞いていました。そして,病院に到着。 去年までの元気な姿と,全く別人です。身体は痩せ細り,口をきくこともできない・・・そんな叔父の姿を見て,大人の私でも,一瞬,息を呑みました。. まずは 楽しく 読もう!. ミニレッスン 1日3分 ヨンデミー先生と話して、 読書を習慣化しながら 本の楽しみ方を学べます。.